〜 鋼鉄の糸 〜

 

 

キリキリキリキリ
ウインチのようなもので、細い鋼鉄線が巻き上げられていく。
「うあァァ・・・・・・ッ!」
巻き上げられていく4本の鋼鉄線は、部屋の中心に拘束されている一人の女性につながっていた。

「どうですか?苦しいでしょう?」
ウインチを操作していた神父らしき人物が、いったん手を止めて静かな口調で問い掛ける。
「貴方がただ一言、『自分は魔女です』と言えばいいだけなんですよ?ほら、簡単でしょう?」
「うぅ・・・そんな・・・私はそんなんじゃ・・・・・・」
女性はようやくといった感じで言葉を搾り出した。
「やれやれ、それでは一度、あなたの娘さんにも聞いてみなければいけないようですね。」
「ヒッ!そんなッ!娘は関係ありません!!娘は」
キリキリキリキリキリ
「ヒギャァァァァァァーーーーッ!」

「ではちょっと行ってきます。たっぷり時間をかけてから戻ってきますので、それまでに考えておいて ください。」

鋼鉄の糸 



 
というわけで、久し振りにショートストーリーをつけてみました。
いちおう説明しておきますと、あの4本の鋼鉄線は1つのリングにつながってます。
それを尿道内深くに入れ、外側からリングの穴を通す感じで棒ピアスを付けます。
これで鋼鉄線を引っ張っても、中のリングは抜けませんね?
さぁこの状態で、4本の鋼鉄線をそれぞれ違う方向に引っ張ると・・・
A.亀頭部分が裂ける
B.棒ピアスを通している穴が裂ける
・・・どっちにしても悲惨ですね。

今回の被害者は母親です。
神父はこの後娘の所へ行きました。
ってことは・・・この話、続くのか?!



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